◇◆◇◆ 勝手気ままなひとりごと!◇◆◇◆by akamaje

1999/10  フィリップIL

【1999年オーストラリアGP(フィリップアイランド)観戦レポ】

私たちお出かけするなら海外よりは国内派
だから海外GPもあんまり行きたいとあまり思わない
だって言葉が分からないし、治安も心配じゃん!
相方はヨーロッパのどっかなら(アッセンだったかな?)行きたいとゆっとった
しか~も、海外GP観戦ツアーは高い!
特にヨーロッパは高くて30万以上するし
滞在費も入れたら50万近くの出費(二人で100万!)
・・・無理×2
1年に1回の鈴鹿だってがんばってるほうなんだから(>_<)

ある日、雑誌で「フィリップアイランド観戦ツアー」の記事を見た
「23万・・・・、えっ安!」
私の手取りは当時20万以下だから決して安い金額ではありません
しか~し、絶対30万台だろうと思っていたので
・・・つい、心が動いてしまった
・・・主催者に電話で問合わせてしまった
んで、・・・・相方に話してしまった
・・・・・・・行くっきゃないじゃ~ん!
相方は例のごとく尻込み(←ある意味普通の反応だね~ん)
「だってぇさ~、そんな金あるなら車の部品一杯買えるし
バイクの用品だって、国内旅行なら4~5回はいけるで~~~!」

君は正しい!
でもゴメン、もう決めたんだ行くって


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

パスポートの取得もお金の捻出も着々と進み
相方の気持ちも諦め状態に・・・なった!(させたσ( ̄。 ̄) )

フィリップアイランドは他のサーキットとはちと違う
ライダーが必死で走る姿の背景に真っ青な海
その真上をカモメが飛んでる・・・
海外のサーキットで唯一行きたかったところなの

その年行かなければならない大きな理由があったのだ~!
「・・・・・ドゥーハンに会いたい」
当時の私はドゥーハンのファン(今も好きですけど)
その年、彼は白線の乗り上げたことによる転倒で大怪我!
それ以降のレースは欠場が続いてて
地元なら出場するのではと思ったのだ

「ちょっと出掛けてくるわ~!
携帯圏外になるかもしれんからこっちから電話するね~!」と
少年に電話して機上の人となりました(^^;
久しぶりの飛行機は楽しいぞ!
雲の上の景色は何度見ても好き
これが見たくて飛行機のっているようなもんです
機内食も2回、飲み物もワインをミニボトルで貰ってしまいました
今回のスチュワーデスさんは親切だし
私たちのツアーはたった3人(元々少ないのにキャンセルがあったらしい)
当然付く予定だった添乗員は現地ガイドのみになってしまった!
私と相方の他はどこかの雑誌の編集者というSさん(女性)でした
彼女が英語出来るので何かと助けて頂きました

一回飛行機の乗り継ぎがありました
それがまた時間の短いこと
荷物をもって大急ぎで走る、走る
カンタスは遅れるのと飛ばないので有名とか・・・・
(天候が悪いとすぐ欠航になるんだと∴事故率は低いらしい)
急いで乗り込んだのになかなか飛ばないし・・・
急いだ意味無いじゃんか~!!!(`ヘ´)
この飛行機なんかしょぼいぞ、スチュワーデスさんオバハンだし
.....んなこと思っているうちメルボルンに着いた

おや?私の荷物が出てこない
最後まで待ったけど結局出てこなかった(T_T)
どうやら私たちと違う飛行機に乗ったらしくて
人間と同時に到着しないことが良くあるらしい
・・・勘弁して下さい(T_T)
おーいどこいったんだ~荷物!
「荷物の特徴は?」と聞かれた時
相方の荷物に付いてた緑のバンダナを見せて
「これの赤が付いてる黒のボストン」と説明しやすかった。
付けといて良かった(参考になる?)
係りの人に説明するのはもちろん英語だったので
早速Sさんに助けて頂きました(*^。^*)

空港で迎えてくれた現地ガイドは女性のLさん
流暢な日本語しゃべります
ホテルはこじんまりしてるけどキレイでした
ホテルは街中に有るのでなにかと便利かもしれない
近くにコンビニみたいなお店もあって
おにぎりや日本のカップ麺も見つけました

荷物を降ろした後ちょっとだけ若干市内観光もしました
市場とか寺院とかだったかな?(あんまり覚えてない)

翌日からお待ちかねのサーキット
フィリップアイランドはメルボルンから少し離れたところにあって
身近なところでは江ノ島みたいな感じ?陸続きの島なのだ~!
地図で見ると近そうなのにかなり迂回するような道しかなくって
ちょっと時間かかりそう

朝早くホテルを出発
まずは腹ごしらえとガイドさんの良く行くカフェへ
ここのコーヒーとサンドイッチの美味いこと・・・(*^。^*)

途中で時間があるからと私設動物園みたいなとこに寄ることになりました
カンガルーみたいなワラビとかいろいろいたけど
コアラが最大の目当て
なのに寝てるの、木の上で
全~然動かない
お~い夜行性だからしょうがないけど
つまんないぞ~!と思ってたら
どこから持ってきたのそれ?
と思うような長い棒を持って相方登場
いきなり寝てるコアラを突つくし、ひどーい!
(係りの人に見られなくて良かった(^^;)
棒で起こされたコアラは怒る怒る!
でも動いた姿はかわゆかったです、ハイ(喜)

再びフィリップアイランドを目指して出発
途中でライダーもお巡りさんも見かけました
すれ違いざまいろんなアクションすると(ピースサインとか)
必ず返してくれるのですごく面白い、楽しかった!

交差点の代わりに「サークル」というのがあって
信号が無い
右回りでサークル(円)の中に入り
行きたい出口で左に抜けるというしくみ
ん~ 文で書くのは難しいな
サークル(円)の中は車が常時グルグルと回ってて
止らなくていいから便利だなっと思いました

いよいよ、サーキット到着!
仮設駐車場なのか下は草むらのタダの広場でした
すご~い車の量で車の場所覚えられるかなぁ?
チケットを提示して中は行っていくけど
チケットホルダーとか首に下げてる人全然いない
日本だけなのか、あれ?

グランド席について観戦
合間を縫って食べ物とか調達に行きました
英語が喋れなくても「あれくれ~」だの
「これがいいだの」と身振り手振りやってるとなんとかなるもので
理解出来ない部分はお店の人が適当に対処してくれてるらしい(^^;
ドック類(ホットドックのデカデカバージョン)がすごく美味しかった

海っぺりなので雲が隠れ、風が吹くと寒くて上着に必要で
風が止み、陽がジリジリ照りつけると真夏のようにあちい
ジャンバーを着たり半袖になったり大忙しかった
予選の合間にサイン会とか展示会とかもあり見に行きました
日本みたいトークショーとかは無かったな
コースの回りを一周相方と歩いてみました

1コーナーあたりが寝そべって見ることも出来て
指定チケットも不要で人気があるらしく人も沢山いた
グラベルの奥の方には黄色い花が沢山咲いてて凄く奇麗だった
グラスタと反対側はもう海で断崖って感じ
いくらコースが近いとは言ってもライダーとマシンは海には落ちないと思った
その辺の売店でトウモロコシを買う
どこのトウモロコシも美味しいのう(*^。^*)
塩を付けるか聞かれたので付けてもらった
醤油も良いけど塩もかなりイケテル!
そういえば、ガイドさんは私たちを席に案内した後
どこかに行ってしまった・・・
「帰り頃また来る」と言って
どこにいってるのかな?
編集者Sさんは?
う~ん、何をしてたっけ?覚えてない。。。

ビジョンが無いのでスピーカーから聞こえる英語のアナンウンスが頼り
でもチンプンカンプン
相方は単語やタイムを拾い聞きできてるみたいで
概略を説明してもらった(なかなかやるのう)

クラス別にオープンカーのパレードとかあって
日本と違うと面白かった
帰り道さほど渋滞はしなかったような気がする

サーキットのすぐ傍で
白バイのお巡りさん達が仕事中だというのに
椅子に座ってすっかりくつろぎモード
ちょっとお酒も飲んでる感じぃ~!
私たちのバイバ~イにハイテンションで答えてくれました
そのリアクションがかなり面白くて笑い転げてしまった

夜は3人で外に食事に出掛けることに
ツアーに食事はついていなかったから
本日はいろいろ歩いてバイキングに決定
その後ちょっとだけカジノも・・
なかなか面白かったですよ

翌日観戦2日
既になれた感じで飲み物や食べ物をGet
それなりに過ごす(笑)
・・・というかあまり覚えてない!

ガイドの兄弟がフィリップアイランドに別荘を持っているというので
最終日のホテルをキャンセルし、別荘を借りることにした
一人50ドルだったかな?
安くはないけど島中が独特のGPムードに包まれる
めずらしいweekなんだと
道も明日(決勝日)は道が混むのでそういう意味でも
こっちに泊まったほうがいいという提案だった
別荘は海よりちょっと離れてたけど海の香りは十分
歩いて10分くらいで海岸にも出れる
お店は近くに1件だけ
夜食アイスと明日のパンを買出しする
ここに公衆電話があったので後で少年に電話しに来ようっと

ガイドの知合いにミニバスの人がいるので
夜食事に行くなら紹介するという
料金もそれほど高くないし、足のない私たちはお願いすることにした
(ちょっと島も案内+レストランの送迎)
料金は30ドルだと聞いたので1台の料金だと思ったら
1人毎の勘違いでいくら流暢とはいっても日本語の難しさなのか
それとも最初から誤解するように狙ったのか
ちょっぴりガイドさんに不信感が沸いた一件でした
金銭的なことは「親しくてもシビアに聞け」という教訓でした

レストラン近辺はとても賑やかで人が沢山いました
レストランは予約をしていたのでスムーズに入ることが出来たけど
予約が無かったらいつ食事に辿りつけたことやら?
メニューからいくつかチョイスしてオーダーした
お勧めメニューに牡蠣がある~~~!(*^。^*)
この辺の牡蠣は美味しいらしい
「海外で牡蠣?当たったら大変だで・・・」と思いながらも
一人2個は食べれるように注文、その牡蠣の美味しいこと!!!
日本のように生臭くな~い
2個はいらないという人の分までしっかり食べた
さらに、お代わりしたかった・・・・(T_T)

牡蠣の印象が強すぎて他のメニューは全然覚えてない
レストラン内にはバイク雑誌でお馴染みの
ライターMス○ット氏がいらしてた
他にもチーム関係者を見かけました

別荘に戻ってから少年に電話するために再度でる
少年はまさか海外にいるとは思わないだろうな
普通に留守している時と同じように
御飯のこと、戸締りのこと、インコの餌
そして夜遊びしないことを言う
途中でオーストラリアドルの硬貨が残り少ない
わっ切れる(>_<)
「あ~もうじき10円玉無くなるから途中で切れるよぉ」
と叫んでいたらしい
少し離れたところで同行している編集者のSさん
お腹を抱えて転がっておりました。
「10円玉って、オーストラリアで・・・」
翌日もガイドさんに言っていました(^^;

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決勝当日
・・・・正直あまり覚えてない(*^。^*)
250でアルサモラは不調で16位
そのままゴールすればノーポイントのレースになるはずだった
しかし彼にはチャンピオンシップがかかっていて
きっとチームオーダーがあったのだろう
15位のチームメイトがゴール直前止るように待って
アルサモラが15位で1ポイントゲット
ゴール直前でうなだれるチームメイト(>_<)
がっくり肩を落していたのがすごく印象的だった
その1ポイントで彼は250のシリーズチャンピオンになった
おそるべし1ポイント
アルサモラはチームメイトに感謝の意を示したのだろうか?

500ではロバーツが快走していた
相方は優勝を確信していた
なのに・・・
タイヤトラブルでリタイヤ
これが無ければこの年ロバーツがチャンピオンだっただろう
これにはうちの相方ががっくし(T_T)

優勝はタディ(岡田選手)
嬉しかったぁ(*^。^*)
表彰式の時には観客が中に入っていいらしくて
一斉になだれ込む
。。。タタタッ。ヘ(;・・)ノヘ(・・;)ノ。。。タタタッ。

私柵を越えられなくてジタバタしてたら
地元の人が助けてくれた
超~~~~嬉しかった

表彰台の真ん中にタディ
オーストラリア人にはビアッジは不評のようで
居心地悪そうなビアッジ
ドゥーハンコールが始まり
ドゥーハン登場
拍手喝采
さすが地元のヒーロー
日の丸が上がり
あ~あ終ったちゃった(-""-;)

ほとんどをGP観戦に費やしたので
観光はほんのわずかで
ペンギンを見ることも出来なかった
こじんまりとしたツアーの良さは自由度があること
しかしJ○Bのツアーならペンギンはツアーに組込まれていた
料金はちょっとだけ安かったかな?

お土産はドゥーハンのオフィシャルショップでTシャツ
サーキットでアプリリアのTシャツ
相方は飛行場でなぜか帽子(キャップしかもかなり高いやつ)
少年には翌年開催されるシドニーオリンピックのロゴ入りトレーナー
などなどを買いました

フィリップアイランド
行きたくて行って
とっても楽しかった♪
もう2度と行けないだろうな
(ロケーションは最高です!!!!)
西に沈む夕日がとても綺麗で忘れられません。
フィッシュand チップスはもう嫌だけど・・・
(分からない人ゴメンなさい)

次に狙うは「2004年中国GP」
SARSの騒ぎが早く終ってくれますように

オピマイm(_ _)m

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